お祭り好きっていうだけではなくて、アイメイト協会のブースがあるからです。
この協会ではアイ メイト…盲導犬を広く知ってもらうために、一般の人を対象にした歩行体験を実施しています。以前からそれに参加したかったので、絶好のチャンスです。
屋台がいっぱい!イベント会場の公園はすごい人で、足元からあがる砂ぼこりと、焼きそばやなんかの屋台からの煙で、場所によっては少し白く煙ってる。
屋台への列、シートの上で食事している人たちをよけながらアイメイト協会のブースを探してると、奥にのぼりが見えました。
いくばくかの募金をして、歩行体験について聴きました。パイロンで障害物を作り、ロープで囲われたコースをアイメイトと係員で歩くようです。
ブースの後ろをみると犬がいました。アイメイトだ。みんな撫でたりしてます。
犬と触れあうのは何十年ぶりだろう。それもこのクラスの犬を。だいいちレトリバーは初めて。
首もとを少し撫でてみます。顔を向け、手を匂われました。鼻を押し付けてます。
「うっわー、かわいいなぁ」
写真の手前にいるのがチャーチル。奥がナナと係りの女性が言ってます。
「この犬も盲導犬なんですか?」
と質問をした女性がいました。
「いえ。こういうイベントの仕事専門です」
チャーチルは背中のハーネスがあたるところらへんがくせっ毛なのか、ピンピンしてます。 普通、街なかで盲導犬をみかけても、声をかけてもいけないし触ってもいけない。そういう風に訓練もされてますが、さすがに触られまくられたナナはお腹をみせて転がりはじめました。その様子をみて「これから仕事なのに緩みすぎ」と、ナナに英語で一言注意をしたら、居住まいを正し伏せました。
歩行体験の時間です。ハーネスをつけたらナナとチャーチルの顔が変わったようにみえます。
コースは片道15メートル位の往復。そこをアイマスクをしてアイメイトを頼りに歩きます。
親は子どもたちが体験する様子をみるだけで、ほとんど並んでなかったなぁ。ナナの列に並びました。
僕の番がきました。マスクを装着。日差しの明るい風景が闇だけになりました。
「左手を失礼しまーす。ここをしっかり握って下さい」
「はい」
「もうちょっと腕の力を抜きましょうか」
と腕をぶらぶら揺すられました。闇に包まれた時点で、ぐっとりきんでしまったようです。
「ゴー」
かけ声に合わせてナナが歩きます。かなり速い。引っ張られそうになります。
「歩いてみてどうですか?」
「思ったより速いんですね」
ん!?止まった!?回った。折り返しだ。
「障害者のかたもそんなゆっくりではありません。普通のスピードで歩かれます」
「ストップ。お疲れさまでしたあ」
時間にして30秒ほどじゃなかっただろうか。
体験させてもらった上にお茶まで頂いてしまいました。
***
公園をでてから考えた。「速い」と感じた歩く速度、僕が普段歩いてるスピードとかわらないのではないか。やはり怖さがあったから足がでなかったんだろうと。でも、怖いっていっても公園。しかも限られた空間を係員と歩く。危険は自分で転ぶくらいだろう。それでも見えないことに不安を感じた。いかに目で見ることに、目からはいる情報に慣れてしまってるかが解った。
また、こんなことも。
僕は目が見えている。視力も落ちたかもしれないが、1.2や1.5はあるだろう。これから先、見えなくなることがあっても、今までの情報で想像はできるだろう。しかし、最初から見たことがない人は、特に色を想像、表現することが難しいのではと感じた。
空の青も、雲の形も千変万化。今、見えているからこそ様々な色や形を想像できる、表現力豊かな言葉を使っていきたいと想う。
とても不思議で、貴重な時間でした。3・4年前から行きたいと思ってるダイアローグ・イン・ザ・ダーク。行きたい気持ちが強くなりました。





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