2013年10月13日日曜日

真夏日の運動会

きのうは6月に実習させてもらった保育園の運動会。作業スタッフとして行ってきた。
ほんとは先週だったんだけど、台風の雨で順延。で翌週に持ち越し。
てるてる坊主いっぱい作ってたろうに残念だったろうなぁと。

晴天。

園庭に出て、道具の出し入れの確認をしつつしていると、「あの、もうひとつ参加してもらいたいとこができまして」と先生。

前日に差し入れを持ってあいさつにうかがったときに、「じつは、こことここのときに参加してもらいたいんです」と運動会の計画表をめくりながら。
見るとすでにぼくの名前が(^o^)
「ここでは○○先生たちと一緒にマット怪獣になってください。子どもたちとマットを押しあっていいところで後ろに倒れるという風に。そして、ここでは子どもをさらった宇宙人から保護者が子どもを奪い返すというとこなので、○○先生たちと宇宙人になってください」と言われていた。

「きのうは宇宙人でしたけど、ここでは○○先生と一緒に持った棒に子どもがぶら下がり、技巧台から技巧台へ移動するところを手伝ってください」と。

雑務に徹しようと、その合間に子どもたちの姿が観れたらいいなと思ってたので、参加できるのがすごくうれしい。

そうこうしてると子どもたちを受け入れる時間。
ぼくの顔をみて「あ〜〜!」と言ってくれる子、そばにきてハイタッチしてくれる子、うれしいねぇ。

実習のときからおよそ4ヶ月。どんな風になってるかなあと思いつつも、いざ始まってみれば道具の段取りでそれどころではない。。。

まーそれでも観てたんだけどね(^ヮ^)

観ると、なわとびをとんでいる女児の姿。
実習のとある日、先生がロープを回し年長さんたちが縄跳びをとんでいた。「ねえ、○○ちゃんはとばないの?」「とべないの」「そっかー、最初はみんなとべないよ。先生もとべなかったもん。練習するとすぐとべるようになるよ。」とやりとりしてたら「なんだか悲しくなっちゃった」と涙をこぼす。
「今はとべなくても練習をしていけばすぐにとべるようになるよ。平気平気」と声をかけながら背中をとんとんしてると先生が「どうしたの?」と尋ねるので説明をした。先生もとべないことは知ってたようだけど、涙をこぼすまでの想いがあったとは、、、と。
その女児が目の前で縄跳びをとんでいた。
みんなと一緒に行動することが苦手だった子が入場も、体操も、退場も一緒。2ヶ月前、キッズソーランの練習や、保育室からホールに向かうのもみんなと一緒に行けなかった子が一緒に活動してる。

そんな姿をチラチラ観ていた。

運動会の華はやっぱりリレー。これはおとなも子どもも、陸上や水泳関係なく盛り上がる。
年長組が白とオレンジに分かれリレーが始まる。序盤は拮抗してたけど、中盤、月齢の違いか引き離される子がいた。オレンジが半周引き離された。そのままひとりふたりとバトンが渡る。スタート地点でバトンを待ってるオレンジチームの女児の口が「はやくはやく」と言っている。
ほくは、みんなで仲良くゴール!みーんな一等賞!なんて絶対バカげてると思ってるし、でもこのままかなぁ、周回遅れになんかならないで~と思っていた。
そんな中、次の白の走者を見ると「あの子は走るのがそんなに得意じゃない。どうだろ」と目で追っているとオレンジの女児が速い!
ひたむきな顔、真っ直ぐ前を見据える凛々しい顔!ぼくはその顔を見て感極まってしまった。。。あふれる熱い涙。。。
半周遅れが4分の1周遅れになった。そして白はバトンの受け渡しでもたついてる!
並んだ!
抜いた!
ワーーーーー!という歓声。その場にいる全員の拍手と声。

アンカーは2周走る。オレンジのアンカーはサッカーをやっている(と思う)子。白のアンカーは体も大きく年長組でも番長格。白とオレンジの差は2メートル。2周めで1メートルまでつまったがそのままゴールでオレンジチームの勝利でリレーが終了。
自分の子でもないのにまさか目から汗がでるなんて。。。(;_;)自分の子どもだったら号泣じゃねーか?( ´д`;)

けがもなく、熱中症もなく、時間は30分おしだったけど、運動会は無事終了。
そのあと、当たり前のように先生がたと一緒にお疲れ様会に行く。

そこで先生がたがあの子はああだった、こんな姿だったというのを横で聴きながら、そんなんだったんだ!全然気づかなかったと少し落ち込む。
まだまだ上っ面しか目にとまりません。

園長先生が保護者のかたも喜んでいました。と。
ここが1番肝心だよね。

素晴らしい時間を共有できました。
声をかけてくださった園長先生、ならびにあたたかく迎えてくださった職員のかたには本当に感謝しています。

ありがとうございます。