2009年5月10日日曜日

忌野清志郎 青山ロックンロールショー

 「OH!イエーイ! OKチャボ!」

 前日から迷っていた。青山葬儀場である告別式に何時に行くかを。どうでもいいと言われそうだが、そんなことすら悩んでしまっている。
 それまでも、mixiのコミュで当日の服装で、ライヴに行くような私服、コスプレ派と、礼服派で論争があったり、会場へ徹夜で並ぶような意見、迷惑になるような行為を諭す意見と、ほんと様々だ。
 普段ならどうでもいいようなことを自分で決められない、これでいいよね!?と聴いてしまう。それほどみんな浮き足立っているのがよくわかる。
 当然だ。なんたって、忌野清志郎最後のロックンロールショーなんだから。

 休みなので始発からいける。しかし、ロックンロールショーとはいえ告別式。ライヴなら、逸る気持ちを抑えられずってのもわかる。しかしそうじゃない。誰もこのようなロックンロールショーは待ち望んでない。
 じゃあ、渡辺祐さんの番組でミニ追悼特集をJ-WAVEでやるので、それを聴いてから向かおう。並ぶかもしれないがそうしよう。
 
結論がでた。

 番組の追悼特集は、編集者の目、個人の目からみた清志郎を語りつつ、ライヴ音源のみで構成。そのせいか気持ちが高ぶる。


 「イエーって言えー!」

 最寄りの駅にお花屋さんが買えないので、乗り換えで降りる原宿で買うことに。
 原宿駅前って…花屋がない。ラフォーレとかに入ってんのかなぁ。うろちょろしたくないので速やかに交番で聴く。ここから一番近いとこらしいが少し歩くことに。

「薔薇下さい。ピンクの」
「プレゼントですか?」
「んー、献花です」

 もっと派手になるかと思ったが、あっさり見える。プレゼントっていえばよかったかなぁ。


 「オーライ オーライ!ベイベー!」

 この道をもう少し行くと、いつも頭の世話をしてもらってるお店がある。ここまできたから挨拶に向かうことにした。

「ども。こんにちは」
「あああ!正装して。行くんですか?」
「ええ。ロックンロールショーへ行きます」
「あ、それでヘリコプターが飛んでるんだ」
 話が早い。解ってくれてます。
「いやー、どうしてるかなぁって思ってたんです」
「僕は元気です。ってお店にメールしようとも思ったけど、なんか違うって思って」
「今日ね、13時1分(だったかな)に満月ですよ」
「知ってます!mixiの方でも満月や数字について色々書かれてて。こないだ4時4分に自宅から棺が出て。4が天使に関係あって、それが2つあるから意味も増幅されてとか。それで、その時にマンションに虹がかかったんですよ。しかもダブルレインボー!」
「そう!虹も意味があるんですよ」
「10年くらい前にだしたアルバムがレインボーカフェ。みんな、虹の向こうでお茶をのんでるとか歌ってるとか言ってます」
 尾崎豊、安井かずみ、坂井泉水、長さんの名前も出て、そばにいる旦那さんも「俺の誕生日が5月2日なんですよ。一生忘れない」と。
 困ったことに全然話がつきません。お客さんの予約の切れ間なのか、誰もいないのでいつまでも喋れてます。
 かなり名残惜しさを感じつつ、「じゃ、そろそろ行きます。また予約の連絡をします」と、お店を後にした。
 挨拶に行ってよかったぁ。


 「ガガガガガガガガ!」

 乃木坂の駅に着き、ホームを歩いてる人たちをみると、花束を持ってる人、黒っぽい服装の人がパラパラ。何人くらいが向かってるんかなぁと思い、改札を抜け階段を上がるとプラカードに"ファンの列"の文字と矢印。全員がそっちに曲がっていく。
 12時半頃だったと思う。すごい人の列。青山霊園の歩道が二列縦隊で埋まっている。
 最後尾は六本木へ向かうトンネルに列が伸び、折り返してる。それでもぼちぼち進んでるようなので安心したが、飲み物、食料を持たずに並んだのが、後々辛くなるとはこの時は知るよしもなかった。


 「あついぜ!ベイベー!」

 暑い。牛歩のようにも動かない。ビタッと止まった。道路を挟んだ向かい側の歩道も動いていない。
 mixiのカキコミを見ると、関係者の式が終わり[一般の式の準備が始まってるようだ][今、陸橋です。時間が1時間おしている。][根津美術館を折り返したが、この場所からは2時間はかかるようだ][すでに3万人いるらしい]
 そんなコメントを読みながら時間をみると13時半。17時に入れるといいなぁと、根津美術館も陸橋もどこか解らないのに希望的観測をする。
 喉が渇いた。列を離れて何か調達しようにもコンビニや販売機すらない。やれやれな気持ちで並び続け、まだ、木陰でじっとしていることに安堵した。
 これが噂の根津美術館かぁ。これが陸橋かぁ。って、ここ振りだしやん。陸橋をのぼるともう少しかなぁと、一瞬思ってしまった。そんなことはなく、ここが道のりの半分なのでは…気がゆるんでしまったあとは尚更しんどくて、アラフォーの腰にはこたえます。
 時間は5時くらいか。陽は傾きはじめ、風が冷たく感じられる。


   ***続きます***

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